もうだいぶ前の話になってしまいましたが、
トライアルに合格した翻訳会社から
「うちの専属で働きませんか?」
と声をかけていただきました。
すぐに上京して
直接担当者にお話しを伺ってきました。
大型の翻訳プロジェクトの
リードリンギストを必要としているとのこと。
「リードリンギスト」というポジションについて
僕には知識がありませんでしたので聞いてみると、
- 訳語の統一やスタイルガイドへの準拠等
翻訳者の訳文をチェック - スタイルガイドの作成・修正を含む管理
- 翻訳者とクライアントとの間に立って
原文や訳文に関する問い合わせに対応
簡単に挙げてみるとこんな感じだそうです。
フリーランス翻訳者を目指していましたので
そんな仕事をすることについて
今まで考えたこともありませんでした。
でもとりあえず、
組織に縛られずに働きたい
家族との時間も大切にしたい
そのうえで、
家族を養えるだけの収入を得たい
フリーランス翻訳者の道でそれを実現したいと考えている
と、
自分の希望を正直にお伝えしたところ、
担当者は
「時代的に、優秀な方を会社に縛って働いてもらうことは難しくなっている」
「うちで働くことをステップとして利用してもらってもいい」
「Win-Winの関係性でお仕事させてもらいたい」
というようなことをおっしゃられました。
正直言うと最初は、
調子のいいことを言って乗り気にさせて
安く使おうとしてるんじゃないかと
疑いの気持ちも少しありました。
しかし
その後も直接顔を見ながら
いろいろな話をさせていただき
さらに、面談の後には数名の関係者と
夕食もご一緒させていただいて話をするうちに
信頼できそうな人たちだなと
思えるようになりました。
当初提示された報酬も悪くはない金額でしたが
「Win-Winの関係性で」とのことだったので
思い切って交渉を試みました。
すると若干ではありますが
金額を上方修正してくれました。
この時点で
気持ちはほとんど決まっていましたが、
派遣先の外資系企業への
正社員登用の話もまだ動いていたこともあり
慎重に決断したいと言って
決断までに時間を少しいただきました。
あと、
やはり不安はありましたので
お仕事をさせていただいたことのある
フリーランス通訳者・翻訳者の先輩方々や
レバレッジ特許翻訳講座の管理人さんにも
ご意見を伺ってみました。
みなさん、ご意見はそれぞれでしたが、
条件的に悪くはなさそうだな
ということは分かりました。
で、
その正社員登用の話はどうなったかというと、
また別の記事でお話しさせていただきますね。
コメントを残す